スタッフのグレイ家が一家でクリスマスをカンボジアで過ごしました。私(母ひとみ)と子どもたちは始めてのカンボジア。 何人もの人をボランティアとして送り出して来たものの、行ったこともない場所の説明や準備のお手伝いが、いかに現実味のないものだったか、現地に行って実感しました。 プノンペンの町を散策し、アンドン集落を訪ね、そして後半はワットオポット子どもの国で一週間ステイしました。 写真で見る人々に実際に会い、声を聞き、会話をかわし、ご飯を一緒に食べ、いっぱい笑い、そして遊び… 国際協力や異文化体験などの難しいことばが、五感で体験する現実になりました。 なによりも、出会った一人一人を「貧しい、かわいそうな子どもたち」というような偏見染みた同情で見るのではなく、それぞれにユニークな生い立ちを生きてきた、「友だち」として接している自分に気づいたことが大きな驚きでした。 時には友だちを超えて、あたかも自分の子どもであるかのような思いに駆られている時もありました。「どのように支援するか」、「寄付金がいくら必要か」、裕福な日本人が何をしてあげられるのかよりは、この子どもたちがどのように自立し、大人になり、未来を生きて行けるのか? 離れたところからできることと、身近な関係の中から生まれてくる行動との違いを体験し、認識することができました。
クリスマス募金を日本とアメリカで集め、ワットオポットの子どもたちと一日バス旅行に出かけました。出かける朝、4時には子どもたちは外に出ていました。嬉しくて、嬉しくて、あんなに興奮している子どもたちを今まで見たことがあったでしょうか。家族で始めてディズニーランドに行ったときのことを思い出しました。絵本やおもちゃで知っているプーさんやミッキーが、目の前で歩いてる!あの時の子どもたちの驚きや喜ぶ姿と重ねていました。 純真に嬉しくて、顔いっぱいに笑みを浮かべて喜び合う興奮の渦に私も飛び込み、無心に楽しい一日となりました。緑豊かなクリスマスツリーはなく、色鮮やかなプレゼントもなく、サンタクロースの姿も見受けることはありませんでしたが、我が家の子どもたちにとっても特別なクリスマスとなりました。 子供同士には国境や言葉の壁はないのですね。 我が子たちと一緒に、いや子どもたちに引っ張られながら、カンボジアに住むお友だちとたくさんの笑顔と遊びと夢を共有できた、そんな旅でした。



































